コミュニティ戦略が軸のアプローチ方法!Web3.0時代のマーケティングを紹介
Web3マーケティングとは?
Web3マーケティングとは、従来の中央集権的なWeb2の手法から、ブロックチェーン技術に基づく新しい分散型フレームワークへのシフトを意味します。
これは、単に新しいツールを採用するということではなく、企業がオーディエンスとどのように交流するかを根本的に変えることになります。
Web 1.0、Web 2.0→Web 3.0への変革による
ユーザーとのコミュニケーションの変化
Web1.0の情報(テキストとグラフィック)を得るための静的なページから、ユーザー同士が交流できるWeb2.0と変化し、インターネットはよりインタラクティブなものになりました。ユーザーからの発信も重要なポジショニングを築く中、企業とユーザーとの関係値も変化してきました。Web3.0では企業とユーザーの関係値がどのように変わり、またマーケティング手法も変革していくのでしょうか。
Web3 マーケティングとブロックチェーン技術
Web3.0マーケティング手法を説明する前に、Web3.0の根幹となるブロックチェーン技術のコンセプトをご説明します。
ブロックチェーンの背景にある技術は、ネットワークには多くの参加者が存在し、中央当局が存在しないという考え方に基づいています。在住国も、性別も年齢も異なる参加者たちが共通の関心や、共感がある分散型ネットワークに貢献し、その貢献に対して報酬を得ます。
この分散型のシステムのコンセプトが拡大するにつれ、従来のカテゴライズしたターゲットで広告を打ちリーチを獲得していくマーケティング戦略を実施するのは難しくなることが予想されます。
また、Web2.0でブランドが依存していた有料広告やインフルエンサーのプロモーションなど、多くの標準的なマーケティング手法に対する顧客の信頼は失いつつあります (ソーシャルメディア上のインフルエンサーを信頼している人はわずか 4% という統計も!)。
では、Web.30時代のマーケティングはどのように展開したらより効率的なのでしょうか。
Web3.0時代のマーケティング手法
「コミュニティ構築」
Web3マーケティングでは、企業は自社のサービスやプロダクトを宣伝する際、ユーザーに焦点を当てた戦略を採用することが重要となってきます。
ユーザーがメリットを享受できる特典や価値を提供し、ユーザーと共に成長することができる施策を展開することが重要です。そして、1つのサービス、関心を持つユーザーが増えていくと「コミュニティ」と呼ばれる集合体になります。
Web3.0マーケティングでは、このコミュニティとの関係性を直に深め、コミュニティが軸のマーケティング戦略を展開することで、ボーダレスな世界に集まるターゲット層にダイレクトにアプローチし、マーケティングをすることが可能になります。
例えば、Web3企業の例だと、まずコミュニティ構築に力を注いでいきます。
そして、インセンティブモデルとしてユーティリティトークンを発行しユーザーに特典を訴求しつつ、保持してもらうことで、企業へのロイヤリティ向上や、参加意欲を深めるていきます。
ユーザーはトークンを保持すると、発言する機会が得られたり、企業が提供する製品やサービスと交換したり、セカンダリーマーケットプレイスで取引し収益を上げることもできます。
ユーザーも享受を受ける環境や、ブランドの成長に関わる機会をダイレクトに提供することで、そのブランドへの関心、ブランドロイヤリティを促進しながらブランドの成長を実現し、新規顧客獲得も可能になります。
Web2.0企業からも「Adidas」のコミュニティドリブンの施策をご紹介します。
Adidas creator’s club
コミュニティ メンバーは、画像のアップロードやワークアウトへの参加などのアクティビティを完了して、セールへの早期アクセス、製品の割引、イベントへの限定招待などの特典を受け取ることができます。
コミュニティ構築に対するアディダスのアプローチは効果的で、 アクティビティ、報酬、独占的権利などアディダスのファンが積極的に参加し、一緒にブランドの成長を促進できるような成功例と言えます。しかしこのレベルの運営を、適切に進めるには深いレベルの顧客理解とコミュニケーション能力が必要です。
コミュニティ構築のデメリット
このようにWeb3.0マーケティングで重要なポイントとなるコミュニティ構築ですが、デメリットもあります。
①構築までに時間がかかる
コミュニティは施策を投じてすぐに構築されるものではありません。ユーザー向けにキャンペーンやアプローチを続け、結果が出てくるもので早くでも3ヶ月〜6ヶ月ほどはかかります。
②リソースの確保
海外では専任の担当をアサインしてコミュニティに向かい合い積極的に交流していくコミュニティマネージャーというポジションが確立されています。また、グローバルに展開するとなれば、各国ごとに担当者をアサインする必要があるため、社内リソースやコスト的に負担があります。
コミュニティと効果的に出会う方法はあるの?
コミュニティベースのマーケティング手法が出現し、その重要性が高まる中でコミュニティとマーケティング担当者がつながることのできるプラットフォームが開発されています。
このようなプラットフォームを利用することで、企業はターゲットとするコミュニティと直接コミュニケーションを取ることができ、一からコミュニティを構築することなく、効果的なマーケティングを実施することが可能になります。
では、いくつかのコミュニティプラットフォームをご紹介します。
◆hivebrite
50カ国の様々なコミュニティと企業の繋がりを提供するプラットフォームです。
コミュニティの中でもターゲットを絞り、アプローチしたい層へのダイレクトなアプローチを可能にし、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
◆Convosight
◆Scalably
ブロックチェーン技術とグローバルコミュニティマーケティングに精通した専門家が立ち上げた、コミュニティテック企業です。現在はグローバルのeSportsコミュニティに特化したマーケティングサポートを展開中。
開発プラットフォーム「Scalably キャンペーンツール」は、2024年Q2にローンチ予定。
企業とコミュニティをダイレクトに繋げ、最小限のコストでコミュニティにダイレクトにアプローチし、最大限の効果を生み出す次世代マーケティングツールとなっています!
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