コミュニティマーケティングの成功事例5選!国内&グローバルのコミュニティ運営施策を紹介

「コミュニティマーケティング」について、最近聞くようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。コミュニティマーケティングとは、コミュニティを通じて顧客との関係性を築き売り上げを繋げる手法です。
この記事では、コミュニティマーケティングのメリットや具体的な導入方法、そして日本国内、海外でのコミュニティマーケティング成功事例をご紹介していきます。

新しいマーケティング手法を探している方、特定のコミュニティへのアプローチ方法を探している担当の方にぜひ読んでいただき活用していただければ幸いです!

コミュニティマーケティングとは

コミュニティマーケティングとは、特定の地域や共通の関心事を持つ人々の集まりであるコミュニティを対象に、商品やサービスを宣伝・販売するマーケティング手法のことを指します。

この手法は、コミュニティメンバーとの信頼関係を築き、彼らのニーズや要望に合った商品やサービスを提供することで、売り上げを伸ばすことが狙いとなります。

「コミュニティxマーケティング」は、コミュニティメンバーとの対話やエンゲージメントを通じて、ブランド認知度の向上、顧客忠誠度の向上、製品やサービスの普及を促進するための戦略です。

 

コミュニティマーケティングが注目される理由とは

社会の多様性が進み、居住地域やジェンダー、年齢などに以前ほど縛られなくなった現在では、従来のマーケティングのWeb広告や、マスにアピールするテレビ広告に変わる新しいマーケティングアプローチが必要とされています。

そこで注目されているのがコミュニティマーケティングです。

では、なぜコミュニティマーケティングが注目されているのか、コミュニティマーケティングを導入するメリットついて解説していきましょう。

 

1.⁠ ⁠ターゲットの絞り込みが可能: 

コミュニティマーケティングは特定のコミュニティを対象とするため、ターゲットをより細かく絞り込むことができます。そのため、より効率的に広告費を使いながら、効果的なマーケティング活動を行うことができます。

 

2.⁠ ⁠信頼関係の構築: コミュニティマーケティングでは、コミュニティメンバーとの信頼関係を築くことが重要です。コミュニティ内での口コミや共有によって情報が拡散されるため、信頼された情報源からの情報はより効果的に受け入れられる傾向があります。

 

3.⁠ ⁠ユーザーエンゲージメントの向上: コミュニティマーケティングでは、コミュニティメンバーとの対話や交流を通じて、ユーザーエンゲージメントを向上させることができます。ユーザーの参加やフィードバックを受け入れることで、商品やサービスの改善や新たな需要の発見につながる可能性があります。

 

4.⁠ ⁠ブランドの認知度向上: コミュニティマーケティングを通じて、コミュニティメンバーに対してブランドの認知度を高めることができます。コミュニティ内での活動やイベント、キャンペーンを通じて、ブランドのメッセージ、価値を高めていくことが可能です。

 

SNSマーケティングとコミュニティマーケティングの違い

現在多くの企業がマーケティングの一つとして注力している中に、SNSマーケティングがあります。ユーザーとの交流の場として、SNSを活用している企業も多く、SNSマーケティング=コミュニティマーケティングと理解される方も多いかもしれません。

SNSプラットフォームは様々な方が利用しているため、SNSマーケティングを展開すると、多くの人にリーチできるチャンス可能性は高いです。そのため、認知拡大やブランディングに大きく影響がありますが、その投稿から顧客になる可能性があるのは、数%ほど。


一方コミュニティマーケティングは、リーチできる人数はSNSマーケティングと比べて少ないかもしれません。

でも、コミュニティはすでにあなたのブランドや商品により興味・関心をを持った人々たちで構成されています。この方達にダイレクトにアプローチをすることが可能で、ユーザーと双方向に継続して交流し、関係を深めてさらにロイヤルカスタマーに育てることもできるのが、コミュニティマーケティングの強み、そしてSNSマーケティングとの違いです。


コミュニティマーケティングのデメリット

メリットも多いコミュニティマーケティングですが、デメリットも理解しておきましょう。

1.⁠ ⁠コミュニティ構築までに時間がかかる:

コミュニティを作り、ある程度軌道に乗せるまでの準備としては事前のリサーチ、フェーズごとの戦略計画、プロモーション・キャンペーン投下・運営など初期投下コストがかかり、早くても3ヶ月くらいのリードタイムは必要となってきます。

2. コミュニティ運営のスキルが必要

コミュニティ運営専任の担当者をアサインする必要があります。力を入れて運営しているプロジェクトにはコミュニティマネージャーというポジションでノウハウや知識をもつ担当者が窓口となり、コミュニティと関係性を築いていきます。

コミュニティマーケティングの担当者には、ユーザーを巻き込んで商品の魅力を伝える力や、ユーザーの声をしっかりと聞き取る力が必要です。また、時代の変化を察知し、柔軟にコミュニティへ反映するためのスキルも求められます。時には、コミュニティメンバーの間に入って課題解決に取り組んだり、交流を促したりといった工夫も重要です。適切なスキルを持った担当者なら、効果的なマーケティング活動が期待できるでしょう。

コミュニティマーケティング成功事例【国内編】

メリット・デメリットも理解したところで、コミュニティマーケティング手法をうまく取り入れ、コミュニティ運営・拡大に成功されている事例を紹介していきましょう。

 

株式会社DMM Boost

株式会社DMM Boostは、「DMMチャットブースト」というLINE公式アカウントの機能拡張プラットフォームを開発・運営している会社です。顧客ごとに適したマーケティングやカスタマーサクセスを行うための顧客管理機能や分析機能によって、ビジネスを加速させるサービスを提供しています。

ユーザー同士での交流やお互いのノウハウを伝授しあうことで、既存顧客のロイヤリティを高め、顧客から魅力を発信してもらい、認知向上、そして新規ユーザー獲得を目的として、コミュニティサイト「Booster(ブースター)」を開設しました。

ガイドラインは”みんなで成長を加速する”ということで、成功した事例をユーザー同士で発信しあったり、運営側が運用方法や、新しい施策についてオンラインセミナーも開催されたりと、コミュニティを活性化させるさまざまな施策を実施しています。

 

 

JACK IT

ゲーム業界は、コミュニティマーケティングにいち早く取り組んできた業界です。
日々様々なゲームが世界中で発表され、コンテンツが増えていく中、一度ファンになってくれたユーザー、コミュニティと共にコンテンツを作り上げ、盛り上げていくフローを構築して、一緒に成長していく施策を実施する企業が増えてきています。

その中でも、今回ご紹介する「JACK IT」はタイトルごとのコミュニティではなく、モバイルMOBAという分野でのコミュニティ活動を行う、リーダーたちを支援するコミュニティを展開しています。コミュニティ活動には、リーダーの熱量と、彼らの知識や労力によって続けられています。彼らの活動を支援することによって、コミュニティの持続可能な発展、そして最終的にはゲーム業界全体の発展を目指した活動を行っています。

具体的にはコミュニティ大会の規模や、開催頻度、メンバー参加率などで競い合うトーナメントを開催したり(賞金はなんと総額40,000USD!) コミュニティが集うDiscordチャンネルで有益な業界情報発信などを行いながら、活動を拡大していっています。

最新情報はWeb,Xにて発信しているので、ぜひ覗いてみてください。
Official Website: https://tot.jackit.gg
X アカウント:https://x.com/JACKITgg?s=20

 

 

Boarding Bridge

私たちScalably が支援したコミュニティ成功事例もご紹介します。

bording bridge(ボーディングブリッジ)は「人々とWeb3をつなぐ搭乗橋」をミッションとし、暗号資産の情報をみんなでシェアしたり個人がWeb3活動を広げるためのコミュニティです。ScalablyはWeb3・暗号資産業界のリサーチや、コミュニティ運営ノウハウを提供し、boading bridgeの暗号資産情報が共有できるコミュニティ構築をサポートしました。

エアドロ情報配信やAMA開催、SNSプラットフォームでコミュニティとうまく交流し組織を拡大中。

2023年6月の時点で、bording bridgeのコミュニティ規模は8万人にいたっています。Web3系プロジェクト展開の場合は、彼らのコミュニティ活動を参考にするといろんな気づきが得られると思います!
boarding bridge X アカウント:https://x.com/bb_jpdao?s=20

 


コミュニティマーケティング成功事例【グローバル編】

LEGO IDEAS

みなさんご存じのLEGOですが、コミュニティマーケティングをうまく活用し、人種や年齢に問わず世界中のユーザーを取り込み、ファンコミュニティ拡大に成功している企業です。

LEGOは、「LEGO IDEAS」というウェブサイトを立ち上げ、ファンが自分のLEGO作品を投稿したり、投稿された作品に投票できるというファン交流の場を構築しました。

投票数が1万を超えた作品は、LEGO社のスタッフが審査し、公式に商品化が検討されます。さらに実際に商品化して販売まで至った場合、売上のロイヤリティ1%が支払われる仕組みになっています。

自分の好きなブランドが、自分の作品やアイデアを商品化してくれる・・これだけでもファンにとってこんなに嬉しいことはないですが、さらに売上の還元というユーザーへのメリットも提供しています。

これは企業⇄コミュニティとの双方の交流を促進し信頼関係を高め、エンゲージメント・顧客ロイヤリティを強化している成功事例です。

コミュニティに参加しているユーザーはますますLEGOというブランドが好きになり、「もっとLEGOを集めたい」「この楽しさを他の人へ伝えたい」と購買威力・そして自発的な発信をして新しい顧客を獲得する機会を生み出すサイクルへ構築されます。

 

 

Airbnb 

 

Airbnbでは、コミュニティセンターというコミュニティスペースを運営しています。

ほかのホストと交流しアドバイスを求めることができるような機会や、体験談をシェアしあったり、Airbnbチームからヒントを得たりできる場所として機能しています。

参照:https://community.withairbnb.com/t5/Ask-about-your-listing/bd-p/manage-listing

Airbnbで宿泊場所を提供するホストの横のつながりを構築し、リスティングやサービスに関するお悩みや、改善案などをコミュニティからもらうことができます。このコミュニティでの交流を通してユーザーのエンゲージメント強化、Airbnb全体のクオリティアップを狙い、さらにはこのスペースがカスタマーサービスの役割も兼ねています。

 

 

コミュニティマーケティングを展開してみたいけれども、立ち上げから運営まで行うのは難しい・・そういった課題をお持ちの方向けに、Scalably はコミュニティマーケティングサポートを提供しております。

企業の課題をヒアリングし、理想とするコミュニティの構築、運営までコミュニティマーケティングエリアで長年の経験と深い知識を持つ専任の担当者がフルサポートいたします。

また、Scalably では繋がりたい分野のコミュニティにすぐアプローチできるツールを開発中です。
「キャンペーンツール」というプラットフォームで、2024年Q2にβ版をローンチ予定。

 

キャンペーンツール上には、特定の分野のコミュニティが登録されており、企業側はコミュニティ向けに実施したいキャンペーンやマーケティングを展開することができます。

特にゲームコミュニティが数多く登録しており、活動地域は日本をはじめ、東南アジアまでカバーしています。eSportsコミュニティ向けのマーケティング展開を検討されている企業様からのお問合せ、お待ちしております!

▼具体的にキャンペーンツールで実施できる機能は主にこちら▼

・プロモーションしたいキャンペーン情報をコミュニティ向けに発信
・イベント案内の発信
・XやインタグラムなどSNSプラットフォームへの投稿&リポスト依頼
・キャンペーン後の実施レポートDL

 

コストは最小に、効果は最大限に。担当者の工数を減らして効果的にターゲットコミュニティにアプローチできるツールとなっています。

マーケティングサポート、キャンペーンツールの無料体験をご希望の方は、ぜひ下記のお問合せアドレスよりご連絡ください。

コミュニティマーケティングに関することならなんでもお答えさせていただきます!

info@scalably.com

 

 

 

 

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